壁排水でトイレリフォームをする時とは
トイレリフォームの排水には二通りあります、一つは壁排水、もう一つは床排水です。
一般的に一戸建てのトイレリフォームでは,ほぼ床排水でリフォームをします。なぜなら比較的スペースが確保できるからです。
ではどのような時に壁排水でトイレリフォームをするのでしょうか。それはスペースが限られているマンションでの工事の際にそのような方法でリフォームを行います。
トイレに限らず水回り全てにおいて言えることですが、極力壁排水は避けることがベストでしょう。
なぜならもし漏水が生じて修理の工事が必要になったとき、壁を解体して漏水箇所を探し、再び壁を立ち上げてクロスなどを貼る工事が必要になってくるからです。
これがもし床排水なら床だけを解体すれば大抵漏水箇所を探し出すことができ修理する箇所も床だけですむので大幅に修理代を節約することができます。
おそらく10万円前後の修理代の差は出てくるのではないでしょうか。
このような理由で大抵の家庭では床排水でトイレリフォームを行いますし、実際壁排水で設計されている便器の数もそれ程多くはありません。
ではマンションのトイレリフォームにおいて、排水方法のやり変える事はできるのでしょうか。そのマンションのお宅全体をリフォームするのであれば配管をやり直すことは可能ですが、お宅の一部、トイレだけと言った工事であれば既設の配管をそのまま使うので配管からやり直すことはできません。トイレリフォームの際には排水の事も念頭に置いて工事する事をお勧めします。